Brass for Japan 2022 演奏曲のご紹介
Brass for Japan 2022~横浜から元気を~にて演奏する曲をご紹介します。
1.市民のためのファンファーレ(A.コープランド)
アメリカを代表する作曲家、アーロン・コープランドが1942年に作曲した、金管楽器と打楽器のためのファンファーレです。
彼に作曲を依頼したシンシナティ交響楽団の指揮者ユージン・グーセンスは、この曲を聴いて「兵士のためのファンファーレ」という題名を提案しましたが、コープランドはそれを断り、「市民のためのファンファーレ」という題名をつけたというエピソードがあります。
アメリカでは、コロナウイルスに奮闘する医療従事者のためのチャリティーとして演奏されたこともある曲です。
2.Mercury(J.ヴァンデルロースト)
吹奏楽でも人気のマーチですが、実は英国式ブラスバンドが原曲。ベルギーの作曲家、ヤン・ヴァンデルローストの代表作の一つです。
マーキュリー(メルクリウス)は、ローマ神話に登場する最高12神の一人、商品や旅人の守護神といわれています。勇ましい姿で旅人を見守ってくれるような、荘厳な雰囲気を持ったコンサート・マーチです。
3.Hine e Hine(Traditional/P.グレイアム)
「ヒネ・エ・ヒネ」と呼びます。ニュージーランドのマオリ語によって書かれた子守唄です。タイトルは「最愛の女の子」を意味します。悲しみで泣きつかれてしまった女の子に、「もう悲しまないで」と優しく語り掛ける歌です。
今回はフリューゲル・ホーンの哀愁ただようサウンドをフィーチャーして演奏します。
4.ウエスト・サイド・ストーリー・セレクション(L.バーンスタイン)
言わずと知れたミュージカルの金字塔。巨匠レナード・バーンスタインの代表作です。
1950年代のニューヨークを舞台に、ポーランド系アメリカ人とプエルトリコ系アメリカ人との2つの異なる少年グループの争いに巻き込まれた、若い男女の恋と死の2日間を描いています。
1961年に公開された映画第1作は、アカデミー賞10部門を受賞し大ヒット。そして昨年、スティーブン・スピルバーグによる2度目の映画化は大きな話題となりました。
ミュージカル、映画で親しまれた珠玉の音楽を、メドレーで演奏いたします。
5.Cantilena ~陽はまた昇る~(P.スパーク)
英国式ブラスバンドおよび吹奏楽の人気作曲家、フィリップ・スパークの作品です。
もともとは教会演奏のための英国式ブラスバンド曲として書かれた曲ですが、東日本大震災の発生を受けて、復興支援に協力するために吹奏楽用に編曲、「陽はまた昇る」という副題と共に出版されました。スパークと出版社はその印税・収益の全額を日本赤十字社の緊急救済基金に寄付しています。
Brass for Japanでも、2011年の第1回演奏会で演奏しました。11年の時を超えた再演となります。
参加者募集の申込は7/11までです。
参加者多数の場合は、抽選とさせて頂きます。
詳しくは下記のサイトをご確認ください。
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